新たに購入した家に引っ越したあとは、近隣の住民と良好な関係を構築するために挨拶をしに行くのが一般的です。

しかし、挨拶回りに適したタイミングや手土産の選び方などのマナーがよくわからない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、引っ越し後におこなうべき挨拶回りのマナーについてご紹介します。

新居へ引っ越しをするためには旧居から荷物を運び出す必要がありますが、その際の騒音で近隣の住民の方に迷惑をかけてしまう恐れがあります。

そのため、まずは引っ越しの前日までに旧居周辺の住宅を訪ね、これまでの感謝の気持ちを述べるとともに引っ越しの日時について事前に伝えておきましょう。

新居への引っ越しにあたってもやはり突然の騒音で近隣の方に迷惑をかける可能性があるため、できれば引っ越しの前日までに伝えられるとベストです。

現実的に難しい場合は引っ越し後、できるだけ早く挨拶に向かいましょう。

挨拶回りで訪問すべき家は、マンションでは上下階と両隣の4部屋、一戸建ては両隣と向かい・真後ろの5軒が目安です。

ただし、挨拶回りは相手の生活リズムを考慮しなければなりません。

早朝や夜間の慌ただしい時間帯は避け、土・日・祝日の日中に訪問することをおすすめします。

引っ越し後の挨拶回りでは「引っ越しの際にお騒がせしてしまい申し訳ありません」と、まずは引っ越し時の騒音で迷惑をかけてしまったことを謝罪します。

また、子どもの声やペットの鳴き声など今後迷惑をかける恐れがある場合は、「小さな子どもがおり、泣き声や足音などで騒がしくご迷惑をおかけするかもしれませんが」とひと言付け加えましょう。

伝えておくべきことを書いた手紙を手土産に添えて手渡すのも効果的です。

引っ越し後の挨拶回りでは粗品を手渡すのが一般的です。

まだ隣近所の方の好みはわからない状態なので、タオルやティッシュペーパー、ラップなどといった生活消耗品を選ぶのが無難でしょう。

最近はマスクや消毒液、ペーパータオルなどの感染グッズが人気です。

ただし、あまりにも高額なものの場合は相手が負担に感じてしまう可能性があるため、500～1,000円程度の実用性の高い商品を選ぶことをおすすめします。

また品物には「ご挨拶」と表書きしたのしをつけ、自分の名前を記入してから手渡しましょう。

新たに購入した家に引っ越す際は、旧居・新居ともに隣近所の方への挨拶回りが欠かせません。

土・日・祝日の日中に引っ越しで迷惑をかけた旨を伝えるとともに、タオルやティッシュペーパーなどの実用性の高い生活消耗品を粗品として手渡すことをおすすめします。

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